- ドリームベッドのマットレスは種類が多くて、どれを選べばいいかわからない
- DREAM POCKETとDreamRefineで、寝心地や構造の何が違うのか知りたい
- 硬めと柔らかめ、自分に合うドリームベッドの寝具はどれ?
「ドリームベッド」は1950年創業の広島発のベッドメーカーで、国内の自社工場で寝具をつくる数少ない国産マットレスブランドです。設計から縫製・組み立てまで一貫して自社で手がける生産体制と、日本の住環境に合わせた寝心地づくりに定評があります。
この記事では、ドリームベッドの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行の寝具マットレスを全モデル比較します。硬さや構造別のおすすめモデルも紹介しますので、ドリームベッドの寝具が気になっている人はぜひチェックしてください。
ドリームベッドとは1950年創業の広島発・国産寝具ブランド
ドリームベッドは、広島県広島市に本社を置く国産の寝具メーカーです。サータやキングコイルといった海外ブランドの名前で知られているため輸入商社と誤解されがちですが、実際は自社の国内工場でマットレスを製造しています。
寝具選びでブランドの素性を知っておくと、条件の近い他社製品との違いが判断しやすくなります。ドリームベッドの場合は「日本で設計し、日本でつくる」という一点が、そのまま製品づくりの方向性を決める軸です。
ドリームベッドのブランドコンセプト
ドリームベッドは「夢のある暮らし」を掲げ、寝心地の良さと日本の住環境への適合を両立させることをものづくりの軸に据えています。マットレスの厚みやサイズ展開も、日本の寝室事情を前提に組み立てられています。
寝具は実際に横になってみないと判断しにくい製品ですが、設計の前提が国内向けに揃っているぶん、カタログ上の硬さ表現と実際の感覚のずれが小さいという利点があります。
ドリームベッドの歴史と創業背景
ドリームベッドの原点は1950年、広島で駐留軍払い下げのベッドを修理して販売する事業からスタートしました。1957年7月に法人化し、1968年にはマットレスの自社製造を開始しています。
70年以上にわたって寝具づくりを続けてきた蓄積は、コイルの配列を変えて硬さを段階的に作り分ける現在の設計手法にも表れています。老舗としての実績は、長く使う寝具を選ぶうえでの安心材料です。
ドリームベッドの特徴・強み
ドリームベッド最大の強みは、広島県内に八千代第一工場と八千代第二工場、千代田工場、あさひ工場を構える国内生産体制です。設計から製造まで自社で完結させているため、仕様変更や品質管理の判断が社内で完結します。
マットレスは10年前後使い続ける製品です。買った後の対応まで国内で受けられる体制は、寝具を長期の買い物として考える人にとって実利のある強みになります。
ドリームベッドの関連ブランド(サータ・キングコイルなど)
ドリームベッドは自社ブランドの寝具に加えて、海外ブランドのライセンス生産も手がけています。米国のSertaは1978年、フランスのligne rosetは1981年、ドイツのRUF-BETTは2007年に再契約を結び、2024年11月には米国のKING KOILとライセンス契約を締結して2025年10月に新作を発表しました。
本記事で比較するのは、ライセンスブランドではなくdream bedの自社ブランドとして展開されている寝具です。サータやキングコイルとの住み分けを理解しておくと、ドリームベッド製の寝具を検討する際に選択肢を整理しやすくなります。
ドリームベッドの機能とテクノロジー
ドリームベッドの寝具は、コイルの形状と配列を組み替えることで硬さを作り分けています。カタログのモデル名だけを眺めても違いが掴みにくいのは、差が構造の内側にあるためです。
ドリームベッドのマットレスに搭載されている独自の技術は以下の6つです。
- アレルリーフ
- 樽型ポケットコイルと配列設計
- ウルトラ集積配列
- 超高集積コイルとラテックスの多層構造
- 解体しやすいリサイクル配慮設計
- 光電子繊維
アレルリーフ
アレルリーフは、ほこりやダニの死骸と糞、花粉といったハウスダストに含まれるアレル物質を吸着して除去する、ドリームベッドの機能素材です。マットレスの詰め物層に機能面として組み込まれています。
アレルリーフはDREAM POCKETシリーズの3モデルに搭載されています。寝具に敏感な人やアレルギー体質の家族がいる家庭にとっては、硬さの好み以前にモデルを絞り込める明快な判断材料です。
樽型ポケットコイルと配列設計
ドリームベッドの寝具で硬さを決めているのは、コイルのスペックだけではありません。同じ5.8インチ・線径1.9mmの樽型ポケットコイルを使っていても、並べ方が変われば寝心地は別物になります。
ドリームベッドはこの配列の違いを使って、シリーズ内の硬さを段階的に作り分けています。同じシリーズなら詰め物やカバーの装備は共通で、変わるのは硬さだけという構図を頭に入れておくと、モデル選びは一気にシンプルになります。
ウルトラ集積配列
ウルトラ集積配列は、円錐形のポケットコイルを隣同士で上下逆さまに配置することで、通常のポケットコイルより高い密度を実現するドリームベッドの配列技術です。円錐形という形状ならではの並べ方になります。
ウルトラ集積配列を採用したDREAM POCKET TORNADOは、サイズによりコイル数が720〜1,320本に達します。どっしりと硬い寝心地が生まれるため、柔らかいマットレスでは腰まわりが落ち着かないという人に向く技術です。
超高集積コイルとラテックスの多層構造
MICRODREAMシリーズが採用しているのは、7.7インチ・線径1.3mm(1.5mm)という細くて背の高い円筒形ポケットコイルです。ドリームベッドの寝具のなかでも突出してコイル高さがあり、それを超高集積で敷き詰めています。
背の高いコイルと多層の詰め物を組み合わせた構造は、厚さ29〜33cmという厚みとして表れます。沈み込む柔らかさと体圧分散を両立させたい人が最初に検討すべき構造です。
解体しやすいリサイクル配慮設計
DreamRefineシリーズが掲げているのが、使用後に解体しやすい環境配慮設計です。ドリームベッドはマットレスを組み立てる段階から、分解のしやすさを設計条件に組み込んでいます。
環境配慮というと抽象的に聞こえますが、DreamRefineの場合は処分の負担が軽くなるという実利に直結します。数年先の買い替えまで見据えて寝具を選びたい人に効いてくる設計思想です。
光電子繊維
光電子繊維は、セラミックスを練り込んだ繊維が体温として放出される遠赤外線を吸収し、輻射し返す素材です。外部の熱源を使わず、自分の体温だけで寝床内の温度を保ちます。
光電子繊維はマットレス本体ではなく、枕やベッドパッドなどの寝装品側に搭載されています。マットレスの硬さを決めたうえで組み合わせる、二段構えの選択肢として覚えておくと役立ちます。
ドリームベッドの寝具全モデルの種類を比較
ドリームベッドの寝具は、MICRODREAM、DREAM POCKET、DreamRefine、BONNEL系という4つの系統に整理できる構成です。比較表はコイル種類とコイル高さ、コイル配列、厚さ、詰め物層数、寝心地の6軸で並べているため、縦に読めば系統ごとの性格差が掴めます。
なお本記事が対象とするのはdream bedの自社ブランドとして展開されている寝具(マットレス)です。ベッドフレームや、サータとキングコイルなどのライセンスブランドは比較対象から外しています。比較表のあとに、各モデルの詳細を順に紹介します。
| モデル名 | コイル種類 | コイル高さ | コイル配列 | 厚さ | 詰め物層数 | 寝心地 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MICRODREAM 105 LATEX 2TOP | 円筒形ポケットコイル | 7.7インチ | 超高集積・並行配列 | 33cm | 7層 | 柔らかめ |
| MICRODREAM 105 LATEX 1TOP | 円筒形ポケットコイル | 7.7インチ | 超高集積・並行配列 | 29cm | 表7層/裏5層 | 柔らかめ |
| DREAM POCKET TORNADO (F1-T) DX アレルリーフ | 円錐形ポケットコイル | 5.8インチ | ウルトラ集積配列 | 27cm | 8層 | 硬め |
| DREAM POCKET NORMAL (F1-N) DX アレルリーフ | 樽型ポケットコイル | 5.8インチ | 交互配列 | 27cm | 8層 | やや硬め |
| DREAM POCKET PARALLEL (F1-P) DX アレルリーフ | 樽型ポケットコイル | 5.8インチ | 並行配列 | 27cm | 8層 | 柔らかめ |
| DreamRefine NORMAL (F1-N) 6.8 | 樽型ポケットコイル | 6.8インチ | 交互配列 | 26.5cm | 5層 | やや硬め |
| DreamRefine PARALLEL (F1-P) 6.8 | ポケットコイル | 6.8インチ | 並行配列 | 26.5cm | 5層 | やや柔らかめ |
| DREAM BONNEL 2.5 (F-4) DX | ボンネル型連結コイル | 5.8インチ | – | 22cm | 5層 | 中間 |
| DreamRefine-BONNEL 2.5 (F-4) | ボンネル型連結コイル | – | – | 22cm | 5層 | 中間 |
MICRODREAM 105 LATEX 2TOP

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MICRODREAM 105 LATEX 2TOP |
| 線径 | 1.3mm(1.5mm) |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | 両面仕様(2TOP) |
| 寝心地 | 柔らかめ |
「MICRODREAM 105 LATEX 2TOP」は、7.7インチ・線径1.3mm(1.5mm)の円筒形ポケットコイルを超高集積・並行配列で敷き詰めた、ドリームベッドの寝具ラインナップで最上位に置かれるマットレスです。厚さ33cm・詰め物7層というボリュームは、他のドリームベッド製マットレスとは明確に一線を画します。
両面仕様なので、定期的に上下を入れ替えれば詰め物のへたりを分散させながら使えます。ただし33cmという厚みはシーツ選びにも制約が出るうえ、一人でのベッドメイクは骨が折れます。上質な柔らかさと体圧分散を最優先したい人におすすめのマットレスです。
MICRODREAM 105 LATEX 1TOP

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | MICRODREAM 105 LATEX 1TOP |
| 線径 | 1.3mm(1.5mm) |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | 片面仕様(1TOP) |
| 寝心地 | 柔らかめ |
「MICRODREAM 105 LATEX 1TOP」は、2TOPと同じ7.7インチ・線径1.3mm(1.5mm)の円筒形ポケットコイルを超高集積で搭載しつつ、片面仕様に整理したドリームベッドのマットレスです。厚さは29cm、詰め物は表7層・裏5層という構成になっています。
裏面を使う上下の入れ替えができない点は割り切りが必要で、へたり対策は前後の向きを変える運用が中心になります。MICRODREAMの寝心地は欲しいが33cmの厚みは扱いにくいと感じる人におすすめできる寝具です。
DREAM POCKET TORNADO (F1-T) DX アレルリーフ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DREAM POCKET TORNADO (F1-T) DX アレルリーフ |
| 線径 | 1.9mm |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | アレルリーフ搭載 |
| 寝心地 | 硬め |
「DREAM POCKET TORNADO (F1-T) DX アレルリーフ」は、円錐形ポケットコイルを隣同士で上下逆に配置するウルトラ集積配列を採用した、ドリームベッドのDREAM POCKETシリーズで最も硬いマットレスです。5.8インチ・線径1.9mmのコイルに、厚さ27cm・詰め物8層を組み合わせています。
そのぶん、柔らかい寝心地を期待して選ぶと肩や腰への当たりが強く感じられます。柔らかいマットレスでは腰が沈んで落ち着かない人や体格がしっかりしている人にこそおすすめしたい寝具です。
DREAM POCKET NORMAL (F1-N) DX アレルリーフ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DREAM POCKET NORMAL (F1-N) DX アレルリーフ |
| 線径 | 1.9mm |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | アレルリーフ搭載 |
| 寝心地 | やや硬め |
「DREAM POCKET NORMAL (F1-N) DX アレルリーフ」は、5.8インチ・線径1.9mmの樽型ポケットコイルを交互配列で詰めた、ドリームベッドの標準的な硬さのマットレスです。厚さ27cm・詰め物8層と、TORNADOと同じボリュームを備えます。
硬さの方向としては真ん中よりやや硬め寄りで、極端な好みがある人には物足りなさも残ります。硬さの好みが定まっていない人や家族で共用する寝具を探している人、初めてポケットコイルマットレスを買う人におすすめのモデルです。
DREAM POCKET PARALLEL (F1-P) DX アレルリーフ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DREAM POCKET PARALLEL (F1-P) DX アレルリーフ |
| 線径 | 1.9mm |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | アレルリーフ搭載 |
| 寝心地 | 柔らかめ |
「DREAM POCKET PARALLEL (F1-P) DX アレルリーフ」は、TORNADOやNORMALと同じ5.8インチ・線径1.9mmの樽型ポケットコイルを、一列ずつ整列させる並行配列で組んだソフト志向のマットレスです。厚さ27cm・詰め物8層という装備はシリーズで共通しています。
反面、体重のある人が使うと腰まわりの沈み込みが大きくなります。ふんわりした寝心地が好みの人や体重が軽めで硬いマットレスだと体が浮いてしまう人に、ドリームベッドの寝具のなかでは真っ先におすすめできます。
DreamRefine NORMAL (F1-N) 6.8

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DreamRefine NORMAL (F1-N) 6.8 |
| 線径 | 1.9mm |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | 環境配慮設計(解体しやすい) |
| 寝心地 | やや硬め |
「DreamRefine NORMAL (F1-N) 6.8」は、6.8インチという最高グレードの樽型ポケットコイルを交互配列で搭載した、ドリームベッドの環境配慮シリーズDreamRefineの上位マットレスです。線径1.9mm、厚さ26.5cm・詰め物5層という構成になっています。
詰め物が薄いぶん、表層のふかふか感を求める人には物足りません。コイルの支持力で硬めに寝たい人や、買い替えと処分まで見据えて環境負荷を抑えたい人におすすめの寝具です。
DreamRefine PARALLEL (F1-P) 6.8

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DreamRefine PARALLEL (F1-P) 6.8 |
| 線径 | 1.9mm |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | 環境配慮設計(解体しやすい) |
| 寝心地 | やや柔らかめ |
「DreamRefine PARALLEL (F1-P) 6.8」は、DreamRefine NORMALと同じ6.8インチ・線径1.9mmのポケットコイルを、並行配列で組み替えたドリームベッドのマットレスです。厚さ26.5cm・詰め物5層で、シリーズ共通の解体しやすい環境配慮設計も備えます。
背の高いコイルを使いながら詰め物は5層に留めているため、厚みで包み込むタイプの柔らかさとは方向性が異なります。6.8インチコイルの支持力は活かしつつ硬すぎる寝心地は避けたい人におすすめの寝具といえます。
DREAM BONNEL 2.5 (F-4) DX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DREAM BONNEL 2.5 (F-4) DX |
| 線径 | 2.5mm |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | 全8サイズ展開 |
| 寝心地 | 中間 |
「DREAM BONNEL 2.5 (F-4) DX」は、線径2.5mmのボンネル型連結コイルを5.8インチで搭載した、ドリームベッドの基本構造にあたるマットレスです。厚さ22cm・詰め物5層というシンプルな仕立てで、ポケットコイル勢とは成り立ちから異なります。
隣で寝ている人の動きが伝わりやすい点は、連結構造ゆえの弱点になります。PS 97cm幅からQ2 163cm幅まで全8サイズと展開が広いため、来客用やセカンドベッド用の寝具を探している人におすすめしやすいモデルです。
DreamRefine-BONNEL 2.5 (F-4)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DreamRefine-BONNEL 2.5 (F-4) |
| 線径 | 2.5mm |
| 詰め物形状 | ノーマル |
| 特記仕様 | 環境配慮設計(解体しやすい) |
| 寝心地 | 中間 |
「DreamRefine-BONNEL 2.5 (F-4)」は、線径2.5mmのボンネル型連結コイルに、DreamRefineシリーズの解体しやすい環境配慮設計を組み合わせたドリームベッドのマットレスです。厚さ22cm・詰め物5層と、DREAM BONNEL 2.5 DXに近い構成になっています。
サイズ展開はDREAM BONNEL 2.5 DXより絞られているため、幅の選択肢を最優先するなら別のモデルが向きます。ボンネルコイルのしっかりした硬さと、環境配慮や処分のしやすさをどちらも取りたい人には、ドリームベッドの寝具のなかで最もおすすめしやすいモデルです。
ドリームベッドの寝具比較まとめ
この記事では、ドリームベッドが1950年創業の広島発の国産寝具ブランドであることから、アレルリーフや配列設計といった独自テクノロジー、現行マットレス全9モデルの違いまでを解説しました。モデル名の違いが、コイルの形状と配列の違いに対応していることが読み取れたはずです。
硬さの感じ方は体格や普段の寝姿勢によって変わるため、候補を2つまで絞ったらショールームや正規取扱店で試し寝をして決めるのが確実です。最新のラインナップや在庫は公式オンラインショップで確認できます。ドリームベッドの寝具選びの参考になれば嬉しいです。


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